中華料理の大定番のひとつでもある八宝菜(はっぽうさい)。八つの宝の菜と漢字で書きますが、必ずしも八種類の野菜を使用しなければならないというわけではありません。
野菜はさることながら、王道で使用されるイカやエビ、その上お肉と食材を全て揃えるのはなかなか大変です。そこで今回は、魚介類の食材は使わず、豚肉と野菜を使用した八宝菜のレシピをご紹介します。
ひと手間加えることで豚肉もプリップリ!おうちでも美味しい八宝菜が味わえますよ。
中華料理の定番!八宝菜レシピ
今回ご紹介するのは「プリプリ豚肉の八宝菜」の作り方。
普段ご家庭で使用する食材をメインとした中華の一品です。お好みの野菜をたっぷり入れて作ってみましょう。
「プリプリ豚肉の八宝菜」レシピ
材料(3~4人分)
- 豚肉(こま切れ):120g
- 白菜:2枚
- パプリカ:1個
- タケノコの水煮:170g
- にんじん:70g
- きくらげ:20g(乾燥きくらげを水で戻したもの)
- うずらの卵:4個(ボイル済みのもの)
- まいたけ:10g
- 生姜:5g
- 鶏ガラスープ:1/2カップ(小さじ1の鶏ガラスープの素を入れたもの)
- 醤油:大さじ2
- 塩:ひとつまみ
- 砂糖:少々
- 片栗粉:大さじ4
- 酒:小さじ1/2
- ごま油:小さじ1
「プリプリ豚肉の八宝菜」の作り方
- 白菜は葉もとの白い部分と葉の緑の部分を分けて切ります。葉もとの部分は削ぎ切りにし、葉の部分は2センチほどに切っておきます。
- にんじんを短冊切りにし、600wの電子レンジで1分ほど加熱しておきます。
- タケノコの水煮を水で綺麗に洗い流し、薄切りにします。
- 舞茸の表面を布巾でふき、手でほぐしておきます。
- きくらげは適当な大きさに切り、パプリカはヘタをとって3センチほどの角切りにします。
- 生姜をみじん切りにします。
- 豚の細切れをバットに広げて塩をふります。片栗粉はふるいにかけ、大さじ3杯を豚肉にまぶして揉み込みます。
- 鍋にお湯を沸騰させ、⑦の豚肉をサッと茹で上げます。これで食材の下準備の完成です。
- ⑦で使用しなかった片栗粉大さじ1杯を大さじ2杯の水で溶き、水溶き片栗粉を作ります。
- フライパンにごま油を引き、⑥の生姜を入れて軽く炒めます。白菜の葉もと、にんじん、タケノコの水煮を入れて中火で4分ほど火が通るまで炒めたら、白菜の葉、うずらの卵、そして⑧で茹でた豚肉を入れ、砂糖、醤油、酒を加えてさらに1分ほど炒めます。
- ⑩の中に鶏ガラスープを入れ3分ほど煮込んだら火を止めます。
- 水溶き片栗粉を⑪の中にゆっくり入れて混ぜ合わせ、全体にとろみがついたら「プリプリ豚肉の八宝菜」の完成です。
豚肉は、他の具材とは別に片栗粉をまぶして茹でるという工程をふむことで、プリッとした食感と存在感を出すことができます。
にんじんは他の食材に比べて、火が通りにくいので先に電子レンジで加熱し、炒める時間を 短縮しましょう。白菜は葉もとと葉では火の通り具合が全く違いますので、一緒に切り置きせず、それぞれ別の食材として調理しましょう。
おうちで本格中華「八宝菜」、ぜひ作ってみてね。