厚揚げは豆腐から下ごしらえして作る和風の定番料理ですよね。時間をかけて豆腐の水分をとり、外はカリッと、中はふんわりとさせることで二重の食感が楽しめる料理です。
今回ご紹介するのは、そんな厚揚げの食感にもっちり感を加えた、短時間でできる厚揚げの再現レシピ。豆腐は不使用。卵白とえのきとアオサで、簡単に作ることができる創作料理です。
お醤油やソースで食べても、チヂミのタレで食べてもよしと、タレはお好みでアレンジ自由自在。冷めても美味しく召し上がれるので、お弁当の一品としても最適の揚げ物レシピです。あくまでも「厚揚げ風」です。
えのきの厚揚げ風レシピ
今回ご紹介するのは「えのきとアオサの厚揚げ風」の作り方。
厚揚げ風といってもお豆腐は使いません。まわりをカリッと仕上げるには、天ぷら粉を冷やしておくのがポイントですよ。
「えのきとアオサの厚揚げ風」レシピ
材料(2人分)
- えのき:1/2房
- 乾燥アオサ:8g
- 卵:3個(卵白のみ使います)
- 天ぷら粉:大さじ1
- ごま油:100g
「えのきとアオサの厚揚げ風」の作り方
- えのき1房を半分にして、表面を布巾でふきます。
- えのきを2~3センチほどに切りボールに入れます。
- 乾燥アオサをざるに入れ、水で汚れを洗い流します。キッチンペーパーで水分を拭き取り、細かくちぎるようにしながら②のボールに入れてえのきと混ぜ合わせます。
- 卵を割り、黄身と卵白に分けます。③とは別のボールに卵白のみを入れ、菜箸で溶きほぐします。(卵黄はこのレシピでは使わないので、玉子焼きなど別のお料理で使ってください)
- フライパンにごま油を入れ、170℃~180℃に熱します。
- ③のえのきとあおさを混ぜ合わせた具材全体に、冷たく冷やした天ぷら粉をまぶします。
- 天ぷら粉を全体にまぶした⑥の具材をお玉半分(1枚につき)ほど取り、卵白をサッと絡ませたら、すぐに熱したフライパンに入れて片面を揚げます。4分程たったら裏返して反対側を再び3分ほど揚げ、油切りしたら「えのきとアオサの厚揚げ風」の完成です。
乾燥アオサは完全にもどしてしまわず、洗い流しながらその水分を乾燥アオサに含ませる程度にしましょう。完全にもどしてしまうと揚げるときに水分が多すぎて、上手く卵白に絡ませることができなくなってしまいます。
天ぷら粉は必ず冷蔵庫で冷やしたものを使用しましょう。常温の天ぷら粉を使用すると、揚げたときにカリッとした食感に仕上げることができなくなってしまいます。
揚げ油はごま油がおすすめ!ごま油独特の香りは揚げてしまうとあまりしないので、ごま油が得意でない方でも大丈夫です。厚揚げの色を再現するためにもごま油使用をお勧めします。
盛り付けのときには、天ぷらの敷き紙を使用して。見た目に高級感を出すことができますよ。
えのきの食感も楽しい「えのきとアオサの厚揚げ風」。お弁当のおかずにもぴったりなので是非作ってみてね。